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HEAVEN -e​.​p

by TekeTeke

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1.
HEAVEN 04:56
私、ここで、街を見るの。 屋上 風、冷たいな。 落ちて赤いトマトになるの だけど、羽根が生えちゃったわ。 だけど、羽根が生えちゃったわ。 接地寸前、ふわり、滑空。 そのまま夜 ひとりたび ビルの中でネクタイ揺れる。 あれが世界まわしてるの? まだ飛んでいる。風が、頬に。 すこし気持ちよくなって、 「悪くはないね、生きているの。」 思う途端、恥ずかしくなる。 つたない願いも、つれてゆこう 宇宙で ひとりきり 天使、独唱。heaven heaven 蝉が鳴く暑い日も 君が死んだあの日も 私、生きてしまった。生きていて良いですか 夜のひとりぼっちも、破り捨てた願いも、 ふれたきみのやさしさも、 どれも いのちだった 忘れないでいよう きみのやさしさと、 頬を流るあめ、空から見る街の広さ すると 声がした。まちのどこかだね 呼んでくれてありがとう。 もう行かなきゃ。 わたし、天使になってしまった。 純粋すぎて、ごめんなさい。 純粋すぎて、ごめんなさい。 心弾いて、音が鳴るの 雲から降るピアノ線 ヒトのアタマの中にしかないよ、 存在価値も、下らない評価も。 金切り雲を三枚破れば、晴れた上空 ーー成層圏の孤独ーー 天使、独唱。heaven heaven 「蔦で編む天使の輪」「恐怖症」「繋いだ手」 「いつか死ぬ」「子守唄」「ひとりごち」「海の砂」 「切った髪」「震え声」「解ったふり」「白い息」 「きみに打ち明けたゆめ」 思い出して、笑えた。 私は、帰ろう。思い出に 還ろう。 街を見下ろして きみの姿 探しながら。 でも、夜が明けた。もう 降りなくちゃね。 白む空 はじまる今日に思い出を創ろう。 明日笑うわたしと、いつかは死ぬわたしと、 ずっと旅をしようね。 ここは私達の天国。
2.
雨にうたれきらめく きみの頬なぞった日  僕らは青い時間にいた 脳を空気に晒すように優しさは急所だと  傷まみれ きみ 笑う 校舎の中立て籠る 音楽室の不協和で  僕ら世界を潰したかった 純粋は悪だろうか、とにかく君は傷ついた。 籠城はつづいてゆく 風は窓から頬を撫でて、「雨だ。」僕は校庭見下ろした。 包囲する街のモノクローム きみはピアノに向かった。 さよなら、僕らの麗し夏の日  音粒 雨粒 ミサイル降らして (原材料:果糖 ぶどう糖 液糖   混入したコーンスターチ  アルコール0%で迎える夕暮れ  校舎が夜に塗る黒インキ 籠城は続く あてもなく  鍵盤を押す、教室の水面が波打つ  かつて君に借りた小説  「アーモンド入りチョコレートのワルツ」  その2つ目に収録された「彼女のアリア」を思い出す  不眠の少年、虚言の少女の旧校舎午後の密会の話   その目的を除いては遠い話ではないと考える  “今夜は無数に月が出ている”そんな空想に花を咲かせる  午前3時 先は見えない   今夜で僕らは 終わりそうなんだ。) 不眠のまま、夜へ向かおう。時計に吸われ る音色。 初めての夜明かし、鍵盤に胸が鳴る。 破滅のふたり、午前3時。 「外泊。ちょっとドキドキするね。」 永遠に近い青い一瞬。 乗り込む大人達、バリケード破られた さよなら、僕らの永い永い夜。 僕らは無力だ、世界にとって。 おのれをころすな 白い旗握るな 逃げるのをやめるな 祈りを奏でて すべての悪意にミサイル降らして
3.
深海教室 04:08
校舎の窓の向こう、雨が降る 濡れた女子が吊るした靴下と 時間は止まっている、教室の中 雨垂れの音だけがこだました。 きみは今日も一人きりだった 後ろの席から手紙投げる たったひとりで探した“本当”は 拙くて見えないまま I need you まぶた閉じれば 空飛ぶ魚は宇宙の向こう 夜がきて、誰もが帰る きみとぼくだけが留まったまま 眠って 夢の中で僕らは旅をした 星を蹴って飛んでは 笑い合う 目覚めたあと、2人して泣いた。 “あっちが正しい世界だよね。” 天の川 手をとって どこまでも泳いでゆく ありがとう、僕らはきっと 大人になって散り散りになる いつまでも、今日見た幻、本当だと思っていきてゆくね。 時間は止まったまま。 雨が降る。
4.
月光世界 04:53
黒い黒い 花 咲いた この街覆ってた 弱い弱い女の子 隅っこ うずくまっていた 「あたしは誰かより通じ合えないから。」 思い出を全て食べ切って、光、孕む 孕む 夜に浮かぶ お月様 お月様 お月様 きみは口から 月を吐く 月を吐く 月を吐く きみの街に 1つ 2つ 3つ 4つ 5つ 月を全部連れて 夜明けへ出掛けよう ステップ踏んで 星蹴って 飛ぼう 飛ぼう 飛ぼう 月は街に溢れ、誰かに届いた ほらテレパシー またテレパシー 誰かと共有したかったひとりの世界 ほら優しい光 月まみれの 街 見下ろす -これは、多分夢だった。それでも構わなかった  あなたと鬼さんこちら  すべてを月が照らした。人々が空に浮かんだ。  わたしの手の鳴る方へ 夜に光る お月様 お月様 お月様 月を投げ合う。光が感染る、駆け回る きみと遊ぶ 光の粒、億 兆 京 垓 秭 穰 纏う。うたう。 黒い花飾り 鬼さんこちら 届いたあなたも 手の鳴る方へ

about

17歳で心が止まったぽい人による怪談系ヤングアダルト1人音楽、TekeTeke。
純粋を捨てられなかった少年少女を4曲の連作形式で描いたep。


TekeTekeホームページ:
teketekeweb-site.wixsite.com/teketeke

てけのりTwitterのリンク:
twitter.com/tekenori


「月光世界」【PV】:
youtu.be/3YsZgIxmt5E

2ndアルバム「ワンフォーザマリン・ツーフォーザゴースト」
kiirorecords3.bandcamp.com/album/--7

3rdアルバム「生命と夏」
kiirorecords4.bandcamp.com/album/--2

credits

released November 28, 2020

効果音素材
03.深海教室:効果音ラボ

音源ミックスサポート:
04.深海教室:Kyohei Ishihama(from w-m)


[KR-084]

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きいろれこーず リリースページ4 [KR-069]~ Japan

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